実をいうと、今年は4月から誰にも見つからないように石狩小樽あたりでチョコチョコイカ調査をしていた。
なぜ見つからないようにするかというと釣れなかったら恥ずかしいからだ。
小樽南防波堤で浮テーラーを流してヤリイカを狙ったり、石狩小樽の一般的なポイントでまめイカ調査を行なっていた。
イカに恋焦がれていた。

平日のとある風景
ヤリイカ調査便へ
私の場合、職場が石狩新港から近い。
せっかくなのでなんとか仕事帰りに石狩湾新港で楽しみたかった。
結局なんだかんだでほとんど釣れなかった。
いつの間にか
「イカは敵だ」
イカへの恋は恨みに変わっていた。

今年は渋いと思う
そんなとあるゆうべ。
遊漁船アクティブ3333(仮名)、TENGA船長(仮名)のLINE広報
「ヤリイカ調査いくぜよ。早いもん勝ちだぜよ」
もはや人気船のアクティブ3333なので「迷っている暇などない」と判断。
即予約した。
幌武意漁港へ
さて当日。
開始時間は22時。
仕事を終え家に帰って準備をしてからでも間に合う。
ご飯を食べて風呂に入って1Pを行ってからプリウスさん(仮名)と共に幌武意港へ向かう。
プリウスさんが「生エサを買っていく」という。
わたくし「釣れない時は生エサでも釣れないぞ。釣りとはそういうもんや」
と、止めたけどプリウスさんは生エサを買っていた。
「プリウスさんはわかってないなぁ」と思っていた。
ちなみに
・当日の装備
6月といえど北海道の真夜中の沖は寒いに決まっているので基本冬の防寒具。
とはいえ6月。手袋や帽子はやや軽装。ネックウォーマーやマグマカイロは準備していない。
・当日のタックル。
私の場合、イカメタルロッドは持っていない。
サクラマスジギングそのままのスロージギングロッドだ。
グラップラーSJ B68-2
グラップラーCT
PE1.0号のなにか
前回使ったリーダーをそのまま
イカメタルロッドなどいらないし、生エサなど不要である。
生エサ
釣行開始。
波風良好。
ナマリスッテの重さは30号で開始。
TENGA船長「釣れなかったら胃に穴があきそうです」
と言っていた。
一方、
赤い髪の工作員「あの船長はそんなことで胃に穴が開くようなタマじゃないからそれは嘘だ」
という情報も聞いたので嘘か本当かわからない。
とにかく頑張って釣るべく竿を振った。
・・・・・・・。
無である。
船の明かりに寄せられベイトとなる小魚は大量に寄ってくる。
魚探は真っ赤である。

画像はタイミングがイマイチだが実際ベイトはたくさん寄ってきた
しかし船中でイカの姿を見ることは中々なかった。
ポイント移動を繰り返し28m程度の浅場にてとうとう斜め後ろの同船者がイカを釣った。
TENGA船長「エサ巻きエギでつれたようです」
わい「(エサ?そうじゃないよ船長もわかってないなぁ)」
その後、
やがてプリウスさんも今季初のイカを確保
プリウスさん「エサを巻いたエギに来た!」
わい「(エサエサみんなわかってないなぁ)」
以降、プリウスさん渋い中ポツポツとイカを釣る。
一方わたくしの竿が揺れることナイ。

多くはないが着実に釣るプリウスさんのベール缶
イカタルロッド
わい氏、土下座を実施。
「プリウスさん!エサを分けてくれませんか。この通りです」
とプリウスさんの靴をペロリと舐めた。
こうしてスッテをエサ巻きエギに換装してエサを巻く。
わたくし「エサを巻いたおれに敵などいない」
するとイカが1杯釣れた。

釣れたがこれはマメイカサイズである。イメージしていたものより若干小さかった
しかしその後あたりが止まった。
一方プリウスさんはポツポツと釣れていた。
よく考えたらプリウスさんはエメラルダスのイカメタル専用ロッドだ。
私はサクラマスで使うスロージギングロッドである。1m級のマダラだって上げられるほど硬いロッドだ。イカなど空気にしか感じない。
TENGA船長も「イカメタルロッドの方が有利ですよ」と言っていた。
自分だけイカメタルロッドを持ち込むとは卑怯者である。
もしわたくしもイカタルロッドを持っていたら、多分たくさんもっと釣れたけど持ってないからあまり釣れなかった。これはしょうがない。
結局イカは2杯しか釣れなかった。
不利な条件だからこればっかりはどうしようもない。
しかも全部マイカだった。
ヤリイカメタルとわ・・・。
ヒラメタル
その後も適宜ポイントを変えながらイカを探すが全体としては非常に渋い。
2桁釣れた人はいないと思う。
TENGA船長「こういう時ほどイカメタルロッドの優位性が出ますよ。だからこの竿を買えばイカがガッポガポです。ただし誰にも言ってはイケナイ」
などと言いながらcrazy oceanのロッドを出して営業を実施。
買うことにしたが電波が弱くてAmazonに繋がらなかった。今度ファクトリーのイベントで現物が見られるとか見られないとか。多分買うと思う。
AM3時。
間も無く終了だ。
TENGA船長「あと10分ほどで帰ります」というアナウンス。
その時サオに重みを感じた。
この感じはサカナだ。
わたくし「あ、フグがかかりました。私のことは気にしないでください。大丈夫です」
などと強がった。
・・・ジジジ・・・ドラグがなる。
ドラグが緩いかと思ったがそうでもない。
なんせエギなのでいつバレるかわからない。しかしこういう時ってバレてもいいからせめて正体が知りたい。
ドラグを締めすぎてラインが切れても悔しいのでドラグを鳴らしながら少しずつ上げていく。
TENGA船長、タモ入れサンキュー。
なかなか大きなヒラメだった。
60センチに惜しくも届かない程度だがガッチリしたボディだ。
これはイカメタルだと不利だと考えて、スロジギロッドの優位性を活かしてあえてヒラメを狙おうと考えた気持ちが心の奥底にあってそれが無意識にアクションに現れた結果であり実力のうちであると言って過言ではない。
(↑自分でも何を言いたいのかわからない)
とにかく同船のファーストヒラメ賞らしく、なにかいいことがあるらしい。
最後にそれっぽいイベントが発生して何より良かった。
2024年 夏
2024年前半は冬のサクラマスジギング以降さほど釣行回数は多くなかったと思う。
オフショアでは最近界隈で船舶免許を取得した阪神優勝祈願号、打倒アンパンマン号に乗船したり合法タコ釣り部の活動に通うなどしていた。
ショアでは前述の通り近郊イカ釣りにて玉砕を繰り返していた。
ショアサクラは2回おこなったが釣れなかった。

小樽沖で、塩結びではなく鮭昆布んおにぎりを食べるわたくし

小樽沖で、バケでヒラメを釣ったわたくし。このあとバケ一式ロストする

終了間際にアブラコを釣ってポージングするハリ坊。いつも同じ服を着ている

多分遠い昔に行ったことがある気がする

とある日の小樽の風景
今夏はいまのところオフショアではイカメタル、マグロサビキ釣りなどの予定がある。
並行して近所でアオリイカ捜索隊の活動も進めなければならない。
本当は松川や穴子も行きたかったしサクラマスだって釣りたい人生だったが幅を広げすぎないようにしたい。あと平日はひっそりと車庫釣りをすると思う。
例年6月はブリ釣りに行っていたが、どうせ釣れないので少し様子をみようという気持ちになっているがどうしよう。
とにかく今回も楽しい釣行だった。
今回の釣行も大勝利だった。
#ぼっちオフショア初心者の会
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