前回の釣行ではイカメタルにおいて姐さん(仮名)を倒した。
姐さんとの戦いはホーム&アウェーで行われるため、今回は姐さんのホーム遊漁船かがりにてデーゲームの昼イカにて決戦となった。
私にとってはアウェーだ。
当日は当然厳しいアウェーの洗礼にさらされることとなった。
アウェーの洗礼
アウェーなので時差のせいか朝は眠い。
風も強く波もある。雨もぱらつく。
中東ならぬ積丹の波風だ。
しかし今回のスタメンは全員Twitterの人たちだ。
数年前からからTwitterは名前もXと変えられ改悪を繰り返すイーロンマスク新監督にイビられて多少の嫌がらせには耐性はできている。みんな面構えがイイ。
アウェーの洗礼などに怖気付くことなく、タフコンディションなど吹き飛ばすかのように我々は意気揚々と出航した。

駐車場で道具をピックアップしてもらえた。ありがたい。

薄暗い中の出港だ
昼イカ
昼イカとイカメタルは似て非なるものだ。
イカメタルは主に夜に行われ光でイカを誘き寄せ比較的浅い水深でイカを釣る。浅いので通常手巻きリールで行う。
一方、昼イカは文字通り昼に行われ深場でイカを釣る。巻き量が多くオモリも重くなるので主に電動リールで行われる。
今回私は初めての昼イカである、電動リールを触るのも初めてだ。
以前から興味があったが使ったことはなかった。
いきなり買うのも勇気がいるので今回は遊漁船かがりから有料レンタルにて貸してもらった。

レンタルタックル

バッテリーと繋がっているので自由に歩き回れない。エバンゲリヲンみたいだ

電動だと時々話題になるホルダー。挟むやつとガチャタイプ?があるよくわからん
電動リール
レンタルで貸してもらった電動リール。
「Tankenmaru System」と記載されているので多分探検丸なんだと思う。
このリール、青いカラーが鮮やかで気に入ったが、ロッドとロッドホルダーが赤ベースなので色を合わせて欲しかった。
コーディネートはイマイチだったがそれは釣果への影響は大きくはないだろう。
簡単に使い方を説明する。
画像の各操作箇所に番号を振ったので確認して欲しい。
①のレバー→ここを上に押すと電動で巻く。スピード調整可能。ほとんどここを使う。
②のレバー→クラッチレバー。スプールのロックとフリーの切り替え。①と②しか使わない。
③の赤いボタン→何のボタンか知らない。赤いので多分緊急ボタン。突然の腹痛やパニックに襲われ時に押すと船のエンジンが止まる。
④の黄色ボタン→知らないけど黄色いので電気ショッカー。正月のマグロのテレビ特番で見るあれ。黄色は普通は電撃系。
⑤の地味なボタン→他のボタンより地味で目立たないなのでもう少し頑張ったほうがいい。
これらのボタンを駆使し、この日は180号のオモリをと4本仕掛けを使用して釣りをした。
ちなみに仕掛けもよくわからないのでレンタルしてもらった。

仕掛け。このケースはいいなと思った

水深が表示される。
実釣
釣り方としては、
オモリ&仕掛けを海に落とす。(カンナでやや流血する)
↓
竿をホルダーから外して手に持つ
↓
クラッチオフ。底まで落とす。
↓
人力でなんか誘う
↓
釣れた気がする
↓
①レバーオン&ロッドホルダーに竿をHOLD
↓
上がってくるまで高みの見物。
↓
残1m位で勝手に止まるのであの手この手でイカを回収(カンナでやや流血する)
↓
最初に戻る
みたいな感じ。
この辺は多分レンタルだったら教えてくれると思う。
予約する時お願いしたらいい。
(厳しめか優しめ、雰囲気明るめ暗め、声大きめ小さめなどのお好みも聞いてくれるかもしれない。サービス券は出ない)

多少の負傷はするが、カエシがないので気にすることはない
釣果
今季のイカメタルを含めての釣果ギネス記録は、正確には数えそびれたものの多分概ね大体13杯〜300
杯くらいだった。
今回はその記録を超えたい。
波に揺れながら風に吹かれながら始まった。
たまたま偶然釣り座が隣になった「なまなまさん(仮名)」は、広島ナンバー岩手在住日ハムファンのという方だ。
波に揺られ転がりながらイカ釣りをしていた。北海道旅行に来ているが宿賃をイカで支払うらしく必死だったようだ。

なまなまさんが密輸してくれた中部限定のポテトチップス。広島なのか岩手なのか名古屋なのかもうわからない
イカ貯蓄家のアロベンさん(仮名)は相当揺れるミヨシながらも竿頭だったと思う。
「ぼくたちはイカになりたい」。
今回アロベンさんと、イカ愛をわかちあいながら参加していたが今回も片想い気味でイマイチイカは振り向いてくれない。

アロベンさんの外国人サイズ
たまたま偶然一緒に予約した志村けんちゃん(仮名)はミヨシでやや苦戦。
「2度とミヨシには行きたくない」と嘆いていた。
明らかにイカのサイズは良くなったと感じる。
初夏のあの頃とは比較にならない。
外国人クラスのサイズのものも混じる。
最初は好調な気がしたもののそんなことはなくやはりイカ釣りは今日も修羅の道。
実際は厳しい戦いだった。
最終的な釣果は、正確に数えていないが多分概ね大体13〜300杯。
ギネス超えはならなかった。

本日の釣果。絶対に数えてはいけない

少しでも多く見えるように並べる姐さん

姐さんが並べたイカたち。どう並べても現実は厳しい
昼イカを終えて
本当は今回100杯くらい釣って今季のイカとの戦いを締めくくりたかった。
しかし現実は厳しい。
しかしまだオフショアイカのチャンスはあるし、「近所のショアマメイカ」や「近所でアオリイカ捜索隊」の活動もしなくてはいけない。
まだ終われない。
あと、はじめての電動リールについて。
電動リールは確かに楽だ。
だがあれは人間をダメにする。
ウォシュレット、レトルト食品、自動掃除ロボルンバ、自動食器洗い機。
いずれも人類の誇る文明の利器だが同時に代償を払うものたちだ。
尻を拭くのが下手になる、料理が下手になる、掃除下手になる、初期洗うの下手になるなど副作用があるが電動リールを使うと多分リールを巻くのが下手になる。
だからみんなやめたほうがいい。
すぐに手放すべきだと思う。
なのであなたの手元にある電動リールは私が責任を持って預かるので連絡して欲しい。
次回の予定は未定だが上記のイカ関連、シャケ、晩秋には戻りブリも狙いたい。
そろそろちゃんとした釣果が欲しいところである。
まあとにかく今回も大勝利だった。
楽しい釣行だった。

星になったイカ

イカ飯になったイカ。令和の米騒動の中、もち米は店頭にあった。

イカの塩辛。マイカはこれに限る

刺身だ。
実はエンペラ部が好き
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